2021-04

ハートへの哲学 - 2020.10.03 Sat


発売日 : 2016/5/23
単行本(ソフトカバー) : 160ページ
ISBN-13 : 978-4864512046
ISBN-10 : 4864512043
出版社 : ナチュラルスピリット

目次

序章 閉塞感の底にあるもの
前章 自分と再び手をつなぐために
後章 新しいあり方へ
結章 自分という神秘へ


自分からは逃げられない

一つの悩みを解決しても、また次が出てきてしまう。
問題の〝中身〟がすり替わっていっているだけで、結局は根本的な解決に至っていない。
一人ひとりが自己の尊厳を忘れ去ってしまっているのが原因。

それは「欠乏」が出発点となるからなんだ。
自分という存在の尊さを忘れると、自分自身に安らいだり、満たされていることができなくなる。
代わりにその価値を他の何かで補おうとして、際限のない角逐の中に
自らを投げ入れてしまわざるをえなくなるんだ。

でもそういうあり方では、結局は満たされることができない。

何かを手に入れられたから自分に価値があるということは、
裏を返せば、それがなければ自分自身には価値がないと言っているのと同じことだからだ。

自分自身の尊厳を取り戻すにはどうすればいいかって話だったね。
率直にいうと、必要なものはたった二つしかない。その二つとは何か――。
それは「考える」ことと「感じる」ことだ。



本当の意味での学歴

大きいひまわりを見て心励まされる人もいれば、
小さいたんぽぽを見て心和まされる人だっている。
そこに優劣の違いなんてないんだよ。

自分が真に幸せに輝くために必要な知識を、生涯に渡って身につけていくこと。
それが本当の意味での、その人にとっての学歴となるはずだ。

もし、当人の成長度合いを測る基準があるとすれば、それは「その人自身」だけだ。
一人ひとり立っている土俵(歩む道)が厳密には異なる以上、
単純にその出来具合を比較して序列づけるなんてできない。

もし競争することが求められるとすれば、
それはその人自身の成長につなげることができる、という理由においてだ。

だからあくまで、本人自身の充実に関わる問題なんだよ。
結局のところ、すべては自身の歩むべき道へ向けて、自らを高めるためのものであるということ。

その「歩むべき道」を選び取ればいい?
カンの鋭い人は、もう気づいたかな?
そう、ここで「感じる」ことが必要となってくるんだ。

君は生命の顕れとして、宇宙にたった一つの個性を伴って存在している。
そのかけがえのなさ、比較しようのない尊さに、もっと心開くこと。
君が君としてあることの素晴らしさを、もう一度思い出すこと。

それが、君という存在の尊厳を、世界と人生に取り戻すことにつながるんだ。


自己の尊厳を取り戻す

人生の舵取りを、自分が選択するべき方向を見つけ出すことができるか。
それは結局、君の中に息づくところの大いなる生命の息吹、
叡智の力に耳を傾ける、ということに尽きるんだ。


カンタンなことさ。ようは君自身の心に、ハートに寄り添いなさい、ってことなんだから。

君がすべきことは一つしかない。
思考(固定観念)のくびきから自身を解き放ち、ハートが彩る君だけの色彩を、
人生という真っ白なキャンバスに思いっきり描いていくこと!
それ以外に人生でするべきことなんて……はたしてあるだろうか!


善悪の考え方こそが平和な世界の実現を阻んでいる

楽しいのも、悲しいのも、感情は同じ感情だ。
そこによい悪いはなく、どちらも自然な働きとして、必要があって出てくる。
そういう意味では、どちらも「よい」ものなんだ。

では、どうすればいいのか。
ただ「気づく」だけでいい。善悪という価値基準の奥にある幻想性に。

「絶対に」正しい考え方や価値観なんて、宇宙に存在しない。
それは、ものごとにはそれを成り立たせるための究極的な原因や理由なんて、存在しないからだ。
あらゆる色の中で、赤という色こそが、もっとも正しく価値のある色だとは言いきれない。

青だって、緑だって素晴らしいんだ。
それぞれの好みの違いこそあれ、存在として、同じ「色合い」として、そこに優劣なんてないんだよ。

君は他に打ち勝って、自らの存在の正当性を証明する必要なんてない。
君という色彩の完全性は、宇宙の理によってすでに立証されているんだ。
それ以上に求められるべきものなんて、他に何があるだろう!

力を求めたところで、相手もそれに対抗しようとして、
さらなる戦火の渦が巻き起こされるだけのこと。

本当に必要なことは、至ってシンプル。
ただ「気づく」だけでいいんだ。
仮に力で相手を屈服させたところで、何の解決にもならないことにね。

自分が行っていることの無意味さに気づけば、
誰が何をするまでもなく自ら進んで武器を手放す。それだけのことなんだ。


幸せになるために必要なのは、今幸せを感じる気持ち

あらゆるものごとは、因果の流れに即して、ただそのように起こっているだけ。
そこにあるのは「そうである」という事実だけ。
そこに善いも悪いも存在せず、そうしたすべてを呑み込んで、現れては消え去っていく。
ただ、それだけのことなんだ。

その厳然たる、不変的な事実を見つめること。
それが常に移り変わるこの世界で、決して変わらない普遍的な視点を君に与えてくれる。

そうして君が世界の内にありながら、世界を超えた自由を手にすることができたとき。
何ものにも左右されない、君だけの、君本来の生を歩むことができるようになるんだ。

常に求めるものは幸せである以上。
いつでもどこでも、幸せでいられること。
「一番好きな自分」でいられること。
それが本当に自由な状態であるということ。


「一番好きな自分でいられる」という本当の自由

相手の言動やそれにより引き起こされた自身の感情にさえ左右されずに、
その時々の状況において、自らが感じる最も素晴らしい可能性を選択すること。
それが他の一切に支配されない状態であり、自らの心の真実に殉じるということ、
自分の心が思い描く本当の自由を生きるということに他ならないんだよ。

その選択により、最終的にどういう結果が引き起こされるのか。
君は心配しなくていい。君にできることは、その時々において自分にできる最善を尽くすことだけ。

それを相手がどう捉え、どのように実が結ばれていくかは先方の問題であって、君自身の問題ではない。
その行動の本当の値打ちは、君が君自身の真実を生きたという事実それ自体によって
測られるのであって、結果によって測られるのではないのだから。

だから、後のことは天にお任せして、君は君であればいい。
君が君自身を生きることが、世界において君がなすべき最高の答えそのものなのだから。
「一番好きな自分でいられる」という本当の自由を、一人ひとりの生に取り戻していくこと。


一元性の善

世界の、日常の中にある楽しさや美しさに目を向けていくこと。
それが積み重なることで、小さな幸せはより大きなものへと変わっていく。

そうして生きることに対し、世界に対して心開くことができたなら。
世界もまた君に対して自らを開いてくれるはずだ。
そこにはきっと、これまで気づくことのできなかった、美しい色彩が描かれていることだろうね。

「善」とは、善し悪しを決めて一方を裁断することではなく、
ものごとの善き側面に光を当てて引き出していくこと

各々の主張を尊重し、その上でそれぞれの可能性がより活きるよう図っていくことが、
善き社会の実現のために求められること。

ものごとを善悪に分かつ二元性に基づいた善ではなく、
すべての内に秘められた善の可能性を見つめ、それを開花させていこうとするあり方。
そこに善悪による裁断という二元性の善を超えた「一元性の善」が顕れていく。


闇と拮抗するのではなく、その闇さえも輝かせようとする意識。
そこに至高の光としての「善」が顕れる。

自分の心が抱いている本質の部分と向き合っていくことは、
より充実して満たされた生を取り戻すにあたってとても重要なことだ。

自己の外部に成功や豊かさを求める意識自体を変えていかない限りは、
人類は比較競争による「奪い合い」の世界から抜け出すことはできない。

元にある自分自身に満たされること。
それのみが人生に豊かさと幸せを与えてくれる。



豊かさを外から得ることはできない

幸せになるのではなく、幸せから始める。
同じ「自己実現」をするならば、「欠乏を抱えた自分」ではなく
「満ち足りた自分」をこそ実現していく。
それが人生をより実りあるものにしていくための秘訣だ。

大切なのは、他と競争をさせることよりも、むしろ居場所を与えてあげることだ。
誰かが作った枠組みに無理矢理はめ込んで、決められた地位を勝ち取らせるのではなく、
その人が一番自分らしく輝ける居場所を見出すことで、自らを活かすことのできる土壌を造り上げること。

自分自身を何かのための道具として扱うことをやめること。
道を選ぶ際には、怖れからではなく、喜びから選択すること。


本当に各々が自らの持ち場に立って内なる自由を生きるようになれば、
淘汰されるからではなくて、何より自分自身の矜持ゆえに、さらなる向上を求めるようになる。

お金のためでなく、何のためでもなく、職人がただひたすらに己の道を極めんと腕を磨き続けるように、
自分自身が生の目的そのものとなったとき、人は最高の情熱を発揮する。
それがまた真の意味での、世の中の発展繁栄に寄与していく。

音楽は、楽器の中にある空洞を息が駆け抜けることで鳴り響く。
神の笛になり、世界と響き合う。

晴れの日も、雨の日も、嵐の日だって、すべてを楽しむことができたなら――
まさしくその人生は「無敵」の輝きを放つ。

あることの神秘、生きるということの奇跡のような輝きにもう一度目を向けることが、
世界に蔓延する虚無感を打ち払い、人々に生の実感と充実感を取り戻すために必要なことではないだろうか。


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個人の生き方を問う、哲学的指南書。
存在の尊厳に満たされ、ハートの輝きで生きる。



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